トトさんです。
日常から離れて外で楽しむキャンプや釣り。
あえて不便を楽しむのが醍醐味ではあるけどスマホやらタブレットやら無いと困る「電気が必要なアイテム」も多いですよね。
最近では充電式のLEDランタンやヘッドライトもあるのでキャンプ地で電気が確保できると何かと便利なのは正直なところ。
そんなコトからトトさんもポータブル電源があるといいな~、と思いクチコミ評判も良いし何より見た目もかわいい「 Smart Tap PowerArQ 」を即買いしちゃいました。
結論から言うと Smart Tap PowerArQ が1台あるとメチャ便利です!
使ってるモデル「 Smart Tap PowerArQ」 のスペックは174,000mAh、626Whとのことだけど、実際の使用感ってどうなの?と言うことで使用感を検証してみたいと思います。
■SmartTap PowerArQ ポータブル電源 オリーブドラブ
(626Wh/174,000mAh/3.6V/正弦波 100V 日本仕様)
検証に使ったのは、同じく出先で使える車載冷蔵庫の「 ICEBERG 22L (AQ22L)」です。
ICEBERG (AQ22L)については以前レビューしているのでご興味ありましたら見てみてください!
【買っちゃった!】「ICEBERG 車載冷蔵庫 22L (AQ22L-OD)」をレビュー!
【買っちゃった!】 ポターブル車載冷蔵庫「 ICEBERG 22L (AQ22L)」を実際に冷やしてみた!結果はいかに?!
まずはPowerArQを充電100%にしておきます。
入力が80Wで充電中。間もなく終わりそうです。
PowerArQが完全に満充電されました。
ICEBERGからACコンセントをのばしてPowerArQのAC100Vにつないで検証して行きます。
念のため現在の室温と温度計の誤差を確認しておきました。
概ね26℃前後です。これを基準に検証を始めます。
ICEBERGの庫内に温度計を入れて電源投入前の庫内の温度を計りました。
25.5℃からスタートします。
この後2リットルのペットボトルを4本入れて水がどれくらい冷えるか非接触型の温度計を使って検証して行きます。
このタイミングでICEBERGの庫底の温度は25.8℃でした。
これからICEBERGの電源を入れて、PowerArQの充電の減りがどれくらいか、そして庫内と水の温度がどれくらい冷えるか検証スタートです。楽しみです。
ちなみに2リットルのペットボトルの水の温度を非接触型の温度計で計ったら24.0℃でした。
ICEBERGのモードはCOOLの最強モードにしました。
液晶パネルの表示がうまく写っていなくてすみません。。
■22:32 検証スタート
ICEBERGの電源ON直後のPowerArQの出力は97Wです。
メーカー公証値では80Wになっていたのでそれよりも食っているという事でしょうか。
立ち上がり時なので高めなのでしょうか。
とりあえずしばらく様子を視ます。
■23:34 検証開始から約1時間経過
約1時間経過時点。出力は78W。メーカー公称値の80Wとほぼ同等。
早くも残り83%になっています。
1時間当たり約17%減るとなると6時間持たない計算、、、ということ?(汗)
■23:35
庫内の温度:23.8℃
水の温度 :23.5℃
開始1時間ではほとんど下がっていません。
まぁ、本体自体が常温から冷却を始めているのでまだ参考にならない数値ですね。
次の検温を待ちましょう。
■0:34
検証開始から約2時間経過。
出力は68W。70~80Wを多少上下しながら動作しているのでこんなもんでしょうか。
残量は67%。1時間あたり17%ペースだとすると概ね計算通り減っています。
■0:36 検証開始から約2時間経過
庫内の温度:23.2℃
水の温度 :23.3℃
まだほとんど下がっていません。
もしかしたら庫底から冷えてくるのでこの方法だとなかなか急激には冷えないのかもしれません。
ちょっと実験方法を失敗したかも?!💦
次の検温は少し時間を空けてみます。
とりあえずあきらめずに検証を続けます。
■3:39 検証開始から約5時間経過
出力は93W。
残量はついに11%。
恐らく今までのペースだと1時間持たずに空になりそうです。
最初の1時間でわかった約17%/hペースで駆け抜けそうです。
■3:41
庫内の温度:20.8℃
水の温度 :20.8℃
約5時間前の24.0℃から3.2℃下がりましたが、あとバッテリー残量11%を考えると大きな変化はなさそうですね。
■4:44 検証開始から約6時間経過
出力は72W。
残量がついに0%に。
■4:45
庫内の温度:20.0℃
水の温度 :20.6℃
1時間前から0.2℃下がりました。
非接触型の温度計は誤差が出やすいですが、やはり大きな変化はなさそうです。
このタイミングではまだ72Wの出力が出ていますが、おそらくあと数分で完全に空になるだろうということで、ここでひとまずPowerArQを電源としたICEBERGの冷蔵実験は一区切りとします。
【結果】
PowerArQを電源としてICEBERGをCOOLモード最大で動作したら約6時間使用できた。
冷却温度は、約4.4℃(24.0 → 20.6℃)冷やすことができた。
と言う訳で、検証してみての感想ですが、思い描いていたPowerArQ+ICEBERGがあれば1日くらいならバッテリーが持つかと思ったのですが、COOLモードを最大で使ったとは言え約6時間で使い切ってしまうというのは予想外でした。
PowerArQもICEBERGも仕様がサイトに載っているので電気に詳しい方がちゃんと計算すれば実際にやらなくても計算できそうですね。
ただ、この検証についてはちょっとやり方に問題があったと思っていて、常温の2リットルのペットボトルを4本置いて、ICEBERG本体も事前に冷やしておかない状態からのなかなか厳しい状態からのスタート。
ペットボトルもほぼ隙間が無いような置き方なので、一般的に言われている「冷蔵庫は隙間を開けろ」という定説からみてもかなり厳しい条件だったのではと推察します。
ICEBERGは底面が冷たくなるので、そこに隙間のない水の塊をおくとその水が冷えて行かないと庫内全体がなかなか冷えないので効率が悪いと思います。
なので、びっしりと液体系のものを入れるよりは、隙間が空きやすいお肉や野菜などの食材を入れる用途の方が向いているように思いました。使い方次第で熱効率をよくすることが出来そうです。
ドリンク類は従来型の保冷剤や氷を使ったクーラーボックスでキンキンに冷やす方が美味しく飲めそうです。
前回、空の状態で検証した時は300分で27.4℃ → 3.5℃、23.9℃下げることが出来たので冷えた空気が食材や飲み物を効率よく冷やせるように隙間を空けた方が使い方としては良さそうです。
また、入れるもの自体も予め自宅の冷蔵庫で冷やしておけば冷却効率が良いでしょう。
というか、必須と言った方が良いかもしれませんね。
と言う訳で、PowerArQとICEBERGを上手に使うには
・あらかじめICEBERGをAC電源につないで冷やしておく。
・入れる食材は予め冷やしておく
・可能な限り隙間が空けて食材や飲み物を入れる
と言うのを意識しておくと良いでしょう。
ICEBERGについては電源サイトがあるオートキャンプサイトであれば心強いところですね。
検証延長戦
PowerArQを使った冷却検証は一区切りですが、引き続きAC電源につないで2リットルのペットボトルの水4本を冷やしたらどうなるのか、気になったのでもう少し延長戦として検証してみました。
■9:51 検証開始から約11時間20分経過
庫内の温度:16.6℃
水の温度 :16.4℃
PowerArQからAC電源に変えてから約5時間経過、延べ11時間20分時点の温度です。
約7.5℃下がったことになります。
■11:06 検証開始から約12時間30分経過
庫内の温度:16.2℃
水の温度 :13.7℃
庫内と水の温度に少し開きが出てきました。
12時間以上経過したところで2リットル×4本の水が全体的に冷えてきたのかもしれません。
もしかしたらこれから水の冷え方が加速するかもしれませんね。
■12:04 検証開始から約13時間30分経過
庫内の温度:15.7℃
水の温度 :13.7℃
更に1時間経過。思ったより下がらなかったですね。
まぁ、温度計の誤差もあるので次のタイミングの結果を待ちましょう。
■13:53 検証開始から約15時間20分経過
庫内の温度:15.1℃
水の温度 :12.6℃
前回の計測から1時間20分経過。
庫内は0.6℃、水は1.1℃下がりました。
流石に15時間も経つとスタート時の24.0℃から8.9℃下がりました。
■14:48 検証開始から約16時間20分経過
庫内の温度:13.6℃
水の温度 : 7.6℃
前回の計測から約1時間経過。
とりあえずこれにて終了としました。
ふと思い立ち、下に2本、上に2本と積んであったペットボトルのうち、上の1本をどけてみて下のペットボトルを計ってみた結果ですが、水の温度がなんと7.2℃でした。触ってみても明らかに冷えてる感があります。
底面から冷えてくるのでよく考えたら直接触れている下のペットボトルの方が冷えるのは当たり前ですね💦
【最終結果】
検証開始から約16時間20分
庫内の温度:13.6℃(-11.9℃)
水の温度 : 7.6℃(-18.2℃)
と言うことで、とりあえず一桁台には冷えました。
続ければもう少し冷えそう。食材を冷やすのも問題なさそうです。
2リットルのペットボトルなのでこのような冷え方でしたが、分散して底面に接地する小分けした食材とかならまんべんなく冷えそうです。
なんだか検証方法が過酷な状況ばかりになってしまいました。
前記したように、出発前に事前に食材や飲み物を冷やしておく、ICEBERG本体も冷やしておく、と言うことをちゃんとやっていればもっとイージーな冷え方になったかもしれません。
これはリアルに食材を使っていつか再検証してみたいと思うので首を長くお待ちください。
いかがでしたでしょうか。
少し辛口気味な検証レポートになってしまいましたがICEBERGを使う場合は食材や飲み物、そして本体を予め自宅で冷やしておくのがコツです。
現地に付いたら安定的に電源供給できるAC電源付きのオートキャンプ場を軸に使用するのがベストな使い方だと思います。
COOLモードをMAXにせず中くらいのパワーで使えばPowerArQのようなポータブル電源でも長い時間使えるかもしれません。
容量と予算に応じてPowerArQいくつかのモデルがあるのでライフスタイルに合ったモデルを選んでみてはいかがでしょうか。
■SmartTap PowerArQ2 ポータブル電源 オリーブドラブ
(500Wh/45,000mAh/11.1V/正弦波 100V 日本仕様 蓄電池)
■SmartTap PowerArQ mini ポータブル電源
(346Wh / 93,600mAh / 3.6V / 正弦波 蓄電池)
■SmartTap PowerArQ mini ポータブル電源 オリーブドラブ
(300Wh/83,333mAh/AC300W出力(最大瞬間800W)/正弦波/100V日本仕様/蓄電池)
これ↓はクラス最大級な大容量&高出力の最高峰モデル。
これだけ大容量の蓄電池ならキャンプやアウトドア、車中泊のみならず、非常用電源として防災防災や地震、台風で停電した時にもかなりこころ強いですね。
いつかは手にしてみたいな~。
■SmartTap PowerArQ Pro ポータブル電源 オリーブドラブ
(1000Wh / 278400mAh)【純正弦波 / AC1000W出力(最大2000W) / 電圧100V 日本仕様 / 入力電圧12-30V 広範囲】
【その他活用検証】
以前、外で使える車載冷蔵庫「 ICEBERG 」もレビューしてみました。
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コメント
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